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原因不明の高熱発作|抗菌薬(抗生物質)が処方された3回目の不明熱の記録

原因不明の高熱発作|抗菌薬(抗生物質)が効かなかった周期性発熱の記録 - のアイキャッチ 診断までの症状・記録

これは私が指定難病「家族性地中海熱(FMF)」と診断される約1年前、発症から3回目の発作の記録です。

3ヶ月連続で40度近い熱が出たことで、自分の中でも「これは単なる風邪や疲れではない、身体の中で何かが起きている」という思いが強くなっていました。

しかし、病院では依然として原因が特定できず、この時点では「何らかの細菌感染ではないか」という疑いに基づいて診療が進んでいきました。

3回目の発作では、原因不明の炎症部位を特定するための「CT検査」や、細菌感染に対して処方される「抗菌薬(抗生物質)」を初めて体験しました。

結果的には空振りで、当時は遠回りのように感じた治療も、診断のための消去法としては必要なステップだったのだと今は感じています。

この記録が、原因不明の発熱に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

※本記事は個人の体験談であり、医学的助言を目的とするものではありません。

発熱の経過

3回目の発作も、これまでとほぼ同じ始まり方でした。

■1日目 午前7時ごろ
強い悪寒と身体の震え。
これまでの経験から高熱になると予測し、この時点でロキソニンを内服。
体温は38.5℃までの上昇にとどまりました。

■2日目 午前4時ごろ
再び悪寒と震え。
午前6時には39.4℃
ロキソニンを内服し、8時過ぎには37.4℃まで解熱しました。

その後、午前9時ごろに地域の総合病院を受診しました。

受診時の検査

コロナ・インフルの陰性を確認した後、血液検査の結果が出ました。
・CRP/LA:7.10mg/dL(基準値 0.30未満)

今回も高い炎症反応が出ていることから「体内のどこかで深刻な化膿(膿のたまり)や、臓器の炎症が起きている可能性がある」と判断され、熱源を特定するために急遽CT検査を行うことになりました。

体幹部CT検査

ここで初めてCT検査をすることになりました。
造影剤を使用しない「単純CT」といわれる検査で、主要臓器の形態、炎症、腫瘍、結石などを観察するものです。

検査自体は10分~15分程度でスムーズに終了しましたが、検査結果は

  • 活動性肺炎を疑うような異常影を認めません
  • 甲状腺に異常ありません
  • 縦隔、肺門に有意なリンパ節腫大を認めません
  • 胸水を認めません
  • 肝、胆、膵、脾、副腎、腎に明らかな異常を認めません
  • 消化管に粗大病変を認めません
  • 上腹部、骨盤内に有意なリンパ節腫大を認めません
  • 腹水を認めません

診断「熱源と思われる病変ははっきりしません」

という結果でした。

単純CT検査結果

これだけ激しい炎症が数値に出ているのに、画像上は「どこも悪くない」という、あまりにも不可解な結論でした。

抗菌薬の処方

原因は特定できませんでしたが、

「何らかの細菌感染の可能性も否定できない」という判断で、

  • オーグメンチン配合錠250RS 375mg
  • サワシリン錠250 250mg

という抗菌薬(抗生物質)が各7日分処方されました。

これらの薬では副作用として下痢や軟便、腹痛、吐き気等の症状が出る可能性があるということで、体調の変化には更に注意して飲み始めました。

サワシリン・オーグメンチンの処方

オーグメンチン配合錠とサワシリン錠はどちらも同じ「ペニシリン系抗生物質」に属する薬です。最もポピュラーなペニシリン系抗生物質であるサワシリン(成分名:アモキシシリン)と、サワシリンにもう一つの成分をプラスした配合剤のオーグメンチン(成分名:アモキシシリン + クラブラン酸)は、どちらも「細菌」に効くものであり、インフルエンザや一般的な風邪(ウイルスが原因のもの)には直接的な効果はありません。

各薬の添付文書はこちら↓(外部サイト)
サワシリン
オーグメンチン

その後の経過

3日目 午前2時ごろ
再び悪寒と震え。
高熱を予測してロキソニンを内服。

1時間後 38.7℃
さらに2時間後 37.6℃

4日目
朝から37℃台で安定。
夜には平熱へ。

以降、発熱はありませんでした。

腹部症状について

今回の発作では、

  • 1日目の夜から軽い腹痛(便は普通)
  • 2日目も同程度の腹痛とやや軟便(ここで受診)
  • 3日目は腹痛なし、軟便のみ
  • 4日目にはほぼ正常

という腹部症状の経過がありましたが、抗菌薬の副作用によるものなのか、発作症状によるものなのかはわかりませんでした。

また、抗菌薬のその他の副作用についても特に実感することは無く、7日間分を滞りなく飲み切ることができました。

今回かかった医療費

・診察、血液検査、CT検査など:11,787円
・処方薬(抗菌薬・解熱剤):846円

合計:12,633円

※すべて健康保険適用(3割負担)
※時間外加算等なし

CT検査を含む支払額のスクリーンショット
この時のマイナポータルのスクリーンショットです。

原因がわからず検査を繰り返すたびに支払いが嵩んでいきますが、
医療費については後に特定医療費(指定難病)受給者証を申請することになります。

振り返って

抗菌薬を7日間内服しましたが、発熱の経過はこれまでの発作とほぼ同じで、約3〜4日で自然に軽快しました。

当時は感染症を疑われ、抗菌薬が処方されました。
しかし結果的には、この発作は細菌感染ではなく、後に診断される家族性地中海熱によるものでした。

診断がつくまでの過程として、この発作も重要な記録の一つです。

※本記事は筆者の実体験をまとめたものです。医学的助言を目的とするものではありません。症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。

kiroku

このブログでは、私が家族性地中海熱(FMF)と診断されるまでの経過や検査、医療費、難病申請の手順などについて、実体験を整理しながら情報をまとめています。
医療従事者ではなく難病当事者の記録として、同じように苦しんでいる方や、そのご家族の参考になれば幸いです。

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